2013年4月11日木曜日

Windows XPのサポート終了まであと1年! (その1)

昨日、非IT系のお客さんと話していて話題になったので、その際に説明した内容を。

つい先日、NHKが「Windows XPのサポート期間が残り1年である」ことを報道したお陰で、この事が一般に広く周知されることになりました。但し、唐突にサポート終了するかのような印象を受ける報道内容が色々物議を醸しています。

[ 事の発端 (NHK) ]
XP期限まで1年 早めの乗り換えを

[ この件に関するMicrosoft公式の情報 ]

この件、よく「まだ、これだけ広く使われているのだから、サポートの再延長があるのではないか?」と聞かれます。サポート期間の再延長については、Microsoft社員ではないオイラには分かりかねます。
しかし、現在XPを取り巻く環境はこんな感じになっており、サポートする気を毛ほども感じません。

  1. Officeの対応状況
  2. Office 2013でXPがサポート対象外になりました。つまり、今後XPで 新しいOffice製品を使うことはできません。
  3. 開発環境
  4. Visual Studio 2012でXPがサポート対象外になりました
  5. アプリケーション実行環境
  6. ブラウザ
  7. Internet Explorer 9でXPがサポート対象外になりました。

*1 .NET Frameworkを使わなくてもアプリケーションの開発は可能ですが、次期Visual StudioでXPサポートは終了すると思われます
*2 最新ゲームを遊ばない方には問題ありません

つまり、Microsoftは徐々にXPからハシゴを外していた訳です。
でも、
「オレは新しいアプリ使わねーから関係ねーぜ!」
とか
「サポート終わっても、ういるすばすたーを入れておけば安全じゃん!」
とか言われる方もいらっしゃるかもしれません。
っていうか、言われました。
ワタクシからの回答は以下の様になります。

1. アンチウィルスソフトのサポート
Windowsの開発元であるMicrosoftがサポートを終了したOSを、他社がサポートすることは事実上不可能です。
実際、既にサポートが終了したWindows 2000で動作する現行のアンチウィルスソフトは存在しません。
以下は代表的な製品ですが、他の製品やフリーの製品も同様です。


そして、サポートを終了したWindowsがあっさりハッキングされる様子がこちら

【ハッキング】無防備のWindows2000をネットにつないでみた【キタヨ】

正確には、Windows XP SP2以降はファイアウォールを標準搭載していますし、
今時であれば、ルータ等を経由せずインターネットに直接つなぐことは少ないと
思いますので、ここまであっさりハッキングされることは無いかもしれません。
しかし、「まな板の上の鯉」であることには変わりありません。
いずれ似た末路を辿ることになるでしょう。

じゃあ、どうすればいいのよ? という話は次回にでも。


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